MISSION::06
「IoTマンション?!
時代の最先端に取り組め!」
それは、2020年にM&Aでグループに入った建設事業部による初めての自社施工マンションとしてのプロジェクト。 第一住建グループの今後を占う最重要プロジェクトとして、各部署から精鋭が集結しました。
まずは、どのようなユーザーをターゲットとし、どんなマンションを建てるか、どんな設備や仕様にしていくかという企画から始まりました。自社物件を自社施工するという、言い訳のできない事業。逆に、最高の条件だからこそ、最高のマンションをつくらないといけない。設計士の先生と議論を交わしながら、理想のマンションを追い求めていきました。
第一住建グループは、近畿大学の推薦店として、近畿大学生のひとり暮らしの方が多いという特徴があります。以前建設したフローライト小若江はまさに、多くの近畿大学生がひとり暮らしをされていて、好評を得た物件でした。
今回の物件は、そのフローライト小若江をさらに進化させなければいけないプロジェクトとして、学生にとって最高のひとり暮らしを叶えるマンションとは何か?!をゼロから考え抜いていきました。そこで生まれた一つの答えが、IoTマンションであり、最新の設備を多く取り込んだスマートマンションの建設でした。
しかし、IoTマンションの建設といっても、世間ではまだまだ普及していない状況。建設する現場も手探りな中で期待と不安が入り混じった状況でのスタートでした。部署を横断した結束力やチーム力が試されるものとなりました。
学生マンションでは珍しい、キーレスでの解錠。しかも、顔認証でエントランスや宅配ボックス、自宅の玄関が解錠できる、接触することがほぼ無い仕組みを導入しました。
さらに、スマホで部屋のエアコン温度やシーリング照度をコントロールしたり、様々なIoT家電を搭載し、制御できるようにしました。ひとり暮らしだからこそ気になるセキュリティーや快適性にこだわった設備仕様を、標準装備しました。
またひとり暮らし家電5点セット(洗濯機・冷蔵庫・テレビ・電子レンジ・ベッド)も契約特典として設け、すぐにひとり暮らしがスタートできる、本当のスマートマンションが完成しました。
様々な事業部から集結した精鋭が知恵を出し合い、ひとつひとつ丁寧に議論を重ね、創り上げてきたことによって、プロジェクトメンバーが自信をもってお勧めできるマンションに仕上がりました。
その結果、この最重要学生マンションプロジェクトは、予想よりはるかに早い入居スピードで満室になりました。
第一住建グループでは、マンションの建設は建設事業部が行い、賃貸事業を行う部署が入居促進を行い、引き渡し後にはプロパティマネジメント事業部が管理をするといったことが、同じグループ会社内で連携して行えることが強みです。これからも会社内で横断するプロジェクトを積極的に増やしていき、他社との差別化を図っていきます。